南海トラフ地震、首都直下地震、日本海溝・千島海溝周辺の海溝型地震などは、発生確率や切迫性が高く、経済・社会への影響も大きいとされています。これらの地震に対して、注意や警戒が広く呼びかけられています。

 大国電機株式会社では、将来発生が懸念される大規模地震に備え、工場などの敷地内で想定される揺れを事前に把握するための「地震観測サービス」を提供しています。敷地内の複数地点に地震計を設置し、所定期間にわたり地震観測を行うことで、地震発生時に敷地内でどのような影響が生じるかを評価します。

本サービスの主な対象は、次のような事業所です。

  • 工場敷地内の地盤構成が均質でなく、地震発生時の影響が場所によって異なると考えられる事業所
  • 敷地内に石油などの危険物タンク、精油施設、化学反応炉、高炉などの重要な施設・設備があり、個別に耐震検討を実施したい事業所
  • 事業所敷地内で液状化の発生が懸念される事業所

事業所内の複数地点に地震計を設置し、所定期間にわたり地震観測を行います。 観測結果に基づき、敷地内の地表面震度分布を解析します。 その解析結果から、大規模地震発生時に想定される施設の被害や液状化の可能性などを評価し、報告書としてご提示します。

    加速度センサー、コンピュータと携帯電話回線を利用した通信システム、無停電電源を一体化した地震観測システムを、敷地内(原則として屋内で、100V電源が供給される地点)に設置します。

    実際の地震観測の例として、2024年の能登半島地震を千葉で観測・記録したデータを、ViewWaveで分析した結果を示します。図中の加速度・振動の観測データは、x・y・zの3方向成分で表示されています。それぞれ、x方向がNS、y方向がEW、z方向がUD成分に対応しています。

    地震波形は、まず加速度波形として記録されます。この加速度データをそのまま時系列波形として表示したものが加速度波形です。

    速度波形 加速度波形を時間軸で積分することで、速度波形を得ることができます。この速度データを時系列として表示したものが速度波形です。

    下図左は、加速度時刻歴をフーリエ変換し、周波数ごとの振幅を示したものです。 下図右は、周期ごとの応答値を三重応答スペクトルとしてグラフ化したもので、この1枚のグラフから、応答加速度・応答速度・応答変位をまとめて把握することができます。

    その他

    地震観測に加えて常時微動の計測を並行して行うことで、地盤の特性に関する幅広い情報を得ることができます。

    🔙戻る