私たちは様々な振動に囲まれて生活をしています。振動は、音として空中を伝搬するものもありますが、地面や建物・構造物を伝搬する振動は、強度が上がると構造物や人体に影響を及ぼすことがあります。当社では、独自に小型で可搬性に富む高性能振動計を開発しました。この振動計を用いてお客様のご要望にお応えできる振動計測で貢献して行きたいと考えています。以下は、当社でこれまでに振動計測を行った例の一部です。

振動測定サービスの例

 歩道橋や建築物の床は、その固有振動数が人の歩く振動数に近いと振動が増幅され、その場にいる人に不快感を与えると言われています。そのため、建設の時から床の固有振動数の測定や強制加振しその時の振動状況の測定が行われています。

 当社では、これらの振動を測定しています。振動計測器は機能を一つの容器内に収納していますので、振動計を測定する場所に置くだけですぐに測定できます。また、タブレットと連動させる事によりその場で分析報告書を作成する事も可能です。

和が国においてはISO 2631を基にしたJIS C 1510が制定され、これを参考に振動規制法の測定評価方法が決められています。工場の環境振動規制では敷地境界の振動を計測する事が規定されていますが、敷地境界に振動計を設置して管理していても、敷地外の住民から振動クレームが発生することがあります。しかしながら、クレームの発生位置での振動レベルを知りたくても敷地外ですので振動測定ができない場合が多いのが現状です。

当社は、敷地内で複数個所の振動を同時に測定することにより、敷地外の振動レベルを推測する技術を開発しました。この方法により、敷地外であっても振動レベルを推測できますので、この状況に応じた対策を講じることが可能となります。

図に当社で開発した振動計を示します。この振動計は小型でありながら、扱いが簡便で迅速、高精度な計測が出来ます。以下に、

性能・特長を紹介します。

  • ダイナミックレンジが広く微小な振動から人体にはっきりと感じる振動までレンジ切り替えなしで高精度に測定できます。
  • 振動センサーと記録部を一体とした構造で、軽量コンパクトであるため可搬性に優れています。
  • 振動センサーは本体と分離されており、風の影響を受けません。
  • 振動計にはGPS、磁気センサーを内蔵しており、測定位置の緯度経度、設置した方位等を振動データと紐づけした記録をします。
  • システム低消費電力設計であり、内蔵バッテリーにより1日連続した測定が可能です。

当社で開発した振動計の外観

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